Twitterに上げたイラストメモ類のまとめです。(2014年分)



Twitterログ

うた・ものがたりのデザイン 日本工芸にみる「優雅」の伝統@大阪市立美術館
2014.11.29
下の椀久の前提として、近世初期頃の小袖をすごく大雑把に。
文芸意匠が見られるようになるのは寛文小袖からだそう。

Twitterログ

うた・ものがたりのデザイン 日本工芸にみる「優雅」の伝統@大阪市立美術館
2014.11.29
直接画題を描くのではなく、器物を配して題材を暗示する手法に感心する一方、
具体的に細かく描き込まれた源氏絵文様描絵小袖も凄いなと思いました。
源氏絵文様描絵小袖裂貼付屏風(国立歴史民俗博物館)の描き込みは、
板本の挿絵並みかそれ以上の細かさで圧倒されたので、
西鶴の『椀久一世の物語』中で、京の友禅の墨絵の源氏の羽織を着ていた椀久27歳のイメージです。

Twitterログ

弟夫婦の子供を見ていて、起きているときはぱっちりした目をしていても、
赤ちゃんは寝ると白鳳仏みたいな、横線で描けそうな顔になるんだなと思いました。
童顔童形の実物資料でした。

Twitterログ

特集展示>近世絵画1750−1850@大阪市立美術館
2014.11.29
名品ギャラリー>近世絵画>池大雅―南画の大成者―@京都国立博物館
2014.12.06
大阪市立美術館で「浅間山真景図 」、
京都国立博物館で「三岳紀行図屏風」(出納メモが興味深い)が展示されていました。
池大雅と韓天寿と高芙蓉の渋い三人組の、立山・白山・富士山の旅にまつわる資料です。
篆刻トークが濃そうな面々ですが、しょうもない話もしていたら良いなあと思いました。

Twitterログ

南蛮美術展@南蛮文化館
IMARI/伊万里 ヨーロッパの宮殿を飾った日本磁器@大阪市立東洋陶磁美術館
2014.11.29
南蛮美術はポルトガル・イエズス会との交流の時代、
輸出用伊万里は、その次の時代にオランダ東インド会社がヨーロッパや東南アジアなどに運んだもの。
大阪市立東洋陶磁美術館で見たケンタウロス文皿は、
欧州からもたらされた手本が確実にあったろうと思うのですが、日本風な線になっていて味わい深かったです。
南蛮文化館の温公撃甕図も画題と技法の組み合わせが不思議な逸品でした。

Twitterログ

江戸時代を観光しよう 城下町和歌山と寺社参詣@和歌山市立博物館
熊野 聖地への旅@和歌山県立博物館
2014.11.22
紀伊はいろんな物語の舞台になっているなと改めて思ったので、
自分の好きな縁起絵巻や説経方面の物を描いてみました。
(中将姫が隠れたのは大和の雲雀山との説もあります。)
先日、文楽劇場で「双蝶々曲輪日記」を見ていたら、
酒を飲んで「謡は知らず、浄瑠璃は本が読めず」と言って「哀れなるかな石童丸は〜父を訪ねて高野へ登る」
との口説を始める場面があり、人口に膾炙していたんだなと思いました。
今では忘れられがちですが、私はこういう物語が好きなので時々描きたいです。

Twitterログ

2014.11.27
母が「善通寺(香川県)に行ったら、みずらを結った弘法大師の子供の頃の像が見られたよ〜。」
と言うので、羨ましかったので描きました。
善通寺は弘法大師御誕生所。四国霊場開創1200年記念ですね。
真魚って良い名前ですね。

Twitterログ

三井寺 仏像の美@大津市歴史博物館
2014.11.08
不動明王二童子立像の制多迦童子の領巾の握り方がやたら格好良かったです。
右肩から来た布は親指側でつまんで、左肩から来た布は小指側で握る。
単純に結び目を握るのよりもややこしい持ち方。

Twitterログ

国宝鳥獣戯画と高山寺@京都国立博物館
2014.11.01
展示のタイトルには全く名前が出ていないけれど、明恵の個性と面白さが魅力の展示だなあと思いました。
入館50分待ちで「そこまでして見なくても」と言う母に
「明恵にまつわる諸々が見たい」と力説した内容をかいつまんで。
特徴的な部分ばかり挙げましたが、明恵が研鑽を積んだことが分かる資料が出ています。

Twitterログ

第66回正倉院展@奈良国立博物館
2014.10.25
細布袍は向こうが透けるような布なので、構造が分かり易くて良かったです。